明日は秋分の日ですね。ここ最近は天気予報ならぬ天気
実況に近い感じですが、明日の予報は『曇り/晴れ』のようです。バイクで走れる天気だと良いですね!
さて、今回は革ジャンが体に馴染み、『二枚目の皮膚』になるとはどういう事なのか…についてお話したいと思います。
↓以前に紹介した『FOUR SPEED LEATHERS』のスペリオル・ロード・カスタムです。

この革ジャン(サイズ40)は、一ヶ月前にCB1300SFを駆るT氏が購入されたのですが、先日来店頂いた際に彼の革ジャンを見てビックリ!!ガチガチだった新品の革ジャンが見事にT氏の体を記憶し、素晴らしい変貌を遂げていたのです。
↓主の体を記憶したスペリオル・ロード・カスタム。もはや上記画像の面影は全くありません!ジャスト・サイズで選んだからこそ得られるラインです!!
僅か一ヶ月でここまで…かなりガンガンに着込まれたようです。
(そういえば…30℃を超えた日の福岡市内某所で、革ジャン姿でたたずむT氏を見たという目撃情報がありました(汗))

↓そして、これこそが以前に説明したセミダブルの
特権!
ジッパーを上げた時にはシングルのようなスッキリしたラインを楽しみ、ジッパーを下ろした時にはダブルのように衿で遊ぶ感じです。

初めて新品の革ジャンを着た殆どの方は、いかにも『着せられた』感じの見た目と、その着心地の悪さから、革ジャンに対して不満と不安を覚えます。しかし、適正なサイズで選ばれた革ジャンは上記のように変貌し、まさに『二枚目の皮膚』への道を辿っていくのです。
ただ、ここで一つ。
上記の革ジャンが僅か一ヶ月で『二枚目の皮膚』として完成したのか?と言いますと、
NO!です。
上記の状態はその始めの一歩に過ぎません。
この先数年を経て『ベジタブル・タンニンなめし』の特徴の一つである光沢を得て、その後さらに長い年月を経ると、地染めの茶色と退色いていく表面の黒とのコントラストを楽しむ時が待っています。ここまで来て初めて『二枚目の皮膚』が完成したと言えると考えています。
五年…否、十年。そこに辿り着くには各々の革との付き合い方や、モーターサイクル・ライフが関係してくる事でしょう。
いや~、革を嗜むって本当に良いですね!気長な大人の遊びです。
安宅